2023年02月27日

なぜ男はおばちゃんの店へ行くのか

某町駅で123年続いた駅蕎麦屋が3月末で閉店ってことで、寄り道して行ってきた。相変わらず元気なおばちゃんたちがセカセカ働いていた。提供するときにおばちゃんは「ありがとねー」と言って提供してくれる。

あぁ、この雰囲気が好きなんだよなぁ、と思った。

ジャイアント馬場のエピソードで好きなものが1つある。
全日本プロレスの創始者として知られるジャイアント馬場は、プロレスラーになる前はプロ野球選手だった。読売ジャイアンツの背番号59。晩年、読売ジャイアンツのOB会に参加した馬場のことを「お〜い、馬場ぁ」と呼ぶ声がする。振り向けばそこにいたのは親分肌の猛牛・千葉茂。馬場は嬉しそうにじゃれついたという。

同じようなエピソードには、羽生善治のものもある。
林葉直子に「羽生くん!」と呼ばれて、若いころを思い出した、というようなエピソード。

俺は男なので、女性がどうなのかは知らないが、男が社会に出ると親しげにタメ口で話しかけられることは凄く減る。取引先はもちろん、同僚でも相手が年上だろうが年下だろうが丁寧語で話すことが多くなるし、話しかけられるときも同様。まぁ、それが普通の社会人だ。

それゆえに、親しげにタメ口で話しかけられるとなんだか嬉しくなる。
おばちゃんのいる駅蕎麦や、おっちゃんおばちゃんでやってる町中華、あるいはスナックなんかにオッサンが吸い寄せられていくのは、そうやってタメ口きかれたいからなのかもしれない。

閉店が決まっても元気なおばちゃんの声を聞けて良かった。明日も頑張ろう。
ラベル:駅蕎麦 閉店
posted by 小川 at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | チラ裏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする