2012年09月08日

自己責任ってこたぁねぇだろう

打球直撃で失明の女性提訴 日本ハムや札幌市に賠償請求魚拓
折れたバットで顔にけが 阪神に1300万円請求魚拓

まず、被害に遭われた方については、お見舞い申し上げます。特に、失明となると、それは只事ではない。心からお見舞い申し上げます。俺にできることはそのぐらいしかないので……。

さて、この記事に関するブログやらツイッターやらを見ていると、「被害者が注意してないのが悪い」的な自己責任論が多かった。分からないこともないが、正直、これには激しい違和感を覚えた。

自己責任てこたぁねぇだろ。どっちかっつーと、交通事故みてぇなモンじゃねーかよ。自己責任はあんまり過ぎるだろう。注意してりゃ見てりゃ躱せるのかよ。あの鋭いドライブの効いたライナーをよ。自己責任っつーんだったら、俺ぁ絶対、子供を球場には連れて行かないね。それならテレビでいいわ。

でもそれじゃ悲しい。野球観戦の醍醐味は、テレビで川藤や古田のゴチャゴチャ五月蠅い解説を聞くことじゃない。球場の広さ、選手の動き、雰囲気、音、匂い、テレビじゃ味わえない感動が球場にはある。だから、俺らは球場に行くんだろ? みんなそうだろ? 俺だってそうだよ。

言うまでもなく、球団は努力をしている。「より球場を、選手を身近に感じて貰うため」に、内野席のネットを廃し、スタンドの高さを下げ、東京ドームや福岡ドーム、新広島市民球場など、選手とふれあえる席を作った。その一方で、「ファールボールには充分ご注意下さい」というアナウンスは、ファールのたびに流れるし、応援団も笛で警告をしている。

それでもさ、やっぱ事故は起こってしまうんだ。

起こってしまった事故に対して、球団が、「自己責任」なんて言おうモンなら、俺はもう観戦には行かないし、家族は勿論、人にも絶対勧めない。勧められない。そんな責任持てない。

事故の補償は、球団がすべきなんだよ。例え打撲程度でも。顔に傷痕が残ったり失明したりとなりゃ尚更だ。

球団は、被害に遭われた方々に対して、どのような対応を取ったのだろうか。それ如何で、俺らファンの反応が決まると思うのだが。球団を責めるか、被害者(概ねモンスター被害者だろう)を責めるか。そこら辺すっ飛ばして自己責任というのは、余りにも無茶過ぎると思う。


俺が幼かった頃、我が地元福岡には、野球チームが無かった。それでも年に数試合、平和台球場で野球が開催されていた。俺が初めて平和台球場に行ったのがいつだったか覚えていないが、阪神vs大洋戦で、俺はレフトスタンド大洋側に陣取ったことは覚えている。大洋のメガホンはまだ実家にあるだろうか。

調べたところ、86年8月9日か、翌10日、あるいは、88年9月3日のいずれかだ。86年なら幼稚園年長、88年なら小学2年生。野球は見るのもするのも好きだった。この頃から、右投げ左打ちだった。

閑話休題。
阪神vs横浜戦を、レフトスタンドで応援していたときのこと。誰だか覚えていないが、バッターの打った打球が、俺のほうに飛んできた。やきゅつく風に言うと、「打球はレフトの頭上を越えていく!」だ。グローブを持っていたかどうかは記憶にないが、ボールを捕ろうか、それともよけようか、あ、ちょっと俺の場所より前だけど……などと小さな脳みそで考えて迷ったりしていた次の瞬間、打球は俺の数段下の座席に当たり、バウンドして俺のスネを直撃した。(どっちの足だったかは覚えていない。)

その後のことは朧気にしか覚えていないが、俺は大泣き。親は俺を抱えて医務室を探すも、医務室はなく、仕方なく球場を出たんじゃなかったかな。治療後、俺は球場へ戻りたがったが、当然、再入場は不可とか、なんかそんなカンジだったような。

当然、俺には何の補償もなかった。まぁ打撲程度だっただろうから良いんだけどさ。

ということで、この件が、俺の親の自己責任だっつーんなら、俺は周りの人に強く、球場には行くなと申し上げざるを得ない次第となってしまう。

事故なのだから、自己責任ではない。それを強く言っておきたい。
裁判になってしまうのは残念だと思うが、球団には、被害者に対して、誠意ある対応を行ってほしいと願う。モンスター被害者は逝ってよし。


あと、俺にホームランボールを当てたのが誰か、ハッキリさせておきたい。親が健在のウチに、上記ランニングスコアとスタメン見せて、思い出して貰わないと。今にして思うと感慨深い、貴重な思い出だから。(なんとなくだけど、池之上なような気がする。スタメンにバースが居た覚えはない、代打の人の打球だった気がする、という曖昧な記憶からの類推。)
ラベル:事件・事故
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2010年04月14日

ボブが正しい

痛いニュース(ノ∀`):【WBC】誤審審判・ボブ、逆ギレ 「日本人は野球知らない」

これは全面的にデービッドソンが正しい。日本以外の国での野球において、審判は絶対である。審判がストライクと言ったらワンバウンドでもストライク。審判がボールと言ったらど真ん中でもボールなのである。

野球規則」でタグ検索すれば多分出てくると思うが、まず第1に、審判に対して抗議可能なのは監督のみ。選手・コーチその他の何人たりとも、抗議する権利は持っていない。第2に、「判定に対する抗議」は監督であろうと別の審判であろうとすることはできない。第1の項で許されている「監督の抗議」は、「ルールの適用間違いではないか?」ということを抗議することのみ許されている。日本以外の国での「野球」は、そのようなルールで運営されており、デービッドソンの言っていることは、全くもって正しい。

日本のプロ野球は、世界の野球のルールと異なるルールで行われている。審判に対する抗議しかり、ストライクゾーンしかり、ボールしかり。野球だけじゃないか? いつまでも島国ルールでやってるスポーツは。サッカーに島国ルールがあるか? 柔道に島国ルールがあるか?

日本の野球しか知らない恥さらしなネラーの皆様は、「日本の野球のルールは、日本専用の島国ルールである」ということをしっかり認識し、そのような状態を黙認している日本プロ野球機構こそを批難すべきであると思うのだが、いかがだろうか。
posted by 小川 at 03:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月28日

過激ロッテファン消えろ

西岡の怒り!西岡の涙!ファンの心に響いたはずだ!

 【ロッテ6―2オリックス】何度も声を詰まらせたロッテ・西岡の目は心なしか潤んでいた。マイクを手にお立ち台を降りると、右翼席のファンに向かって訴えかけた――。

 「選手のプレーを見て、将来プロになりたいと夢見る子供たちも見に来ている。ああいう中でプレーしたいと思う少年はいない。子供たちの夢を壊さないでください。本当にロッテを愛してくれているのなら、あしたから横断幕を下げてください」

 異例の行動に球場全体は静まり返った。スタンドには涙を流すファンもいた。前日から右翼席には低迷の責任を球団に求める横断幕が並んだ。この日特定の球団幹部の名を挙げ「死刑」などフロントを批判する横断幕が出た。「イライラして、そこに打ち込んだろと思って振ったら、たまたまホームランになった」。球団新記録となる今季7本目の先頭打者弾。4回にも2点二塁打を放った西岡は、打球に怒りを込めたと強調した。

 チームは5位以下が確定。今季はバレンタイン監督と球団の確執がファンにも飛び火。騒動が頻発してきただけに、西岡も不満を募らせていた。「成績が悪いのは僕ら選手にも責任がある。不平不満が出るのは分かるけど、日本一のファンと言われているんだし、どんな状況でも純粋に選手を応援してほしい」。ファンが大切な存在であるのは分かっている。「でも選手間ではプレーしながら残念という言葉もあった。ただ誰も言えない状況やったから…」。批判を受けることを覚悟の上で声を上げた。

 「今年はこんな成績で、こういうことを言える立場じゃない。勇気がいったけど、1人の人間として間違っていると思って言わせてもらった」。ベンチ裏の通路でも、西岡は先頭打者弾の質問を遮って続けた。「ファンは選手を信じているから応援してくれる。僕らもファンを信じたい」。来季の巻き返しへファンの力は必要不可欠。球団、選手、ファンが一体となる重要性は誰もが感じている。

 ▼データ  西岡(ロ)が今季7本目の初回先頭打者本塁打。シーズン7本は67年石黒(当時東京)の6本を抜く球団新記録で、過去3人が達成したパ最多記録の8本に王手をかけた。また、今季西岡が一発を放つとチームは13勝無敗。70年以降、ロッテ打者の本塁打試合の1号からの連勝記録を調べると、13連勝は99年ボーリック(12連勝)を抜く最多連勝になった。

次の日。

ロッテ一部ファン…西岡に「偽善者」横断幕

 【ロッテ7―7オリックス】試合終了の瞬間、右翼席の一部を除いた球場全体から「ツヨシ・コール」が起こった。3回に二塁打で出塁したロッテ・西岡は、1死三塁から福浦の三邪飛で生還。延長12回には三塁打を放ち、好守も連発。異様な雰囲気の中で懸命にプレーした。

 「プレッシャーはありましたよ。批判されてもしゃあないことを言ったし、こういうことが起こっても仕方ない」

 前日のお立ち台で、右翼席の一部ファンに球団批判の横断幕を下ろすように訴えたことを受け、一部ファンが過剰反応。初回の打席でブーイングが浴びせられ「二日酔いで試合サボり 夢を語るスピードスター」「よっ!偽善者」など西岡を中傷する横断幕が掲げられた。だが同時に、それを打ち消す大拍手も起こった。「(球団批判の)横断幕は下がっていた。批判してる人に怒りをぶつけるつもりもない。いつかもう1回、一丸となる日が来ると信じている」と話した。

なんじゃこりゃ。非常に胸糞悪いのですが。

これが「ファン」なのか? これが「応援」なのか? これが、共に戦う背番号26のやることなのか? 打ち消す大拍手があって本当に良かった。


ロッテのファンには、憧れとも尊敬ともつかない感情を持っていた。ヤクルト応援団長岡田正泰、18連敗しても声援を送り続けたロッテファン。この2人には、福岡のファンが持っていない優しさ、暖かさ、そして楽しむ気持ちに満ち溢れていた。

しかし、岡田のオヤジは亡くなり、ロッテのファン気質も、元々のそれとは違う連中が跋扈し始めた。日本一になった次の年に、「曖昧な采配止めて」の横断幕を出したことを俺は忘れていない。


勝ったときにファンになって応援するのは簡単なことだ。だが、本当のファンは、負けても負けても応援する優しさと暖かさ。これが必要なものだと思う。ある人が成功者になれば優しく、失敗者に変われば手のひらを返す、そんなスネ夫のような連中が「ファン」を自称するなど、おこがましいにも程がある。俺はそんな連中を信用しないし、認めない。消えてなくなれ。野村監督は嫌いだが、ボビーが成功しようと失敗しようと、その姿勢を一貫して批判する野村のほうがまだマシだ。


 たとえ大敗しようとファンに楽しんで球場から帰途についてもらいたい。
”ファンに喜ばれる”というのがオレの応援のポリシーだ。「応援しろ」と強制なんかしねえよ。
応援を楽しむことによりファンがのって、そのファンの応援で選手をのせられれば、最高じゃないか。な、そうだろ。
岡田正泰さんのこの言葉。大好きだ。幼児がいるので滅多に球場には行けないが、行った際はたっぷり楽しみたいと思う。


追記。
調子ぶっこいてっとかっくらすよ。
なんじゃこりゃ。終わってるな。

マリンスタジアムは、こういう連中を排除できないの? 迷惑行為とかテキトウに理由つけて、スタジアムから追い出してよ。お願いしますよ。
posted by 小川 at 11:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月17日

社会に出てガッツポーズを堂々とやれるか?

プロ野球ファン、高校球児の派手なガッツポーズに肯定的。

BMXはこのほど、BMXユーザーに対し
「高校球児の派手なガッツポーズンについてどう思う?」とアンケートを実施。
その結果、「まったく問題ない」に
全体の56%に当たる939票が集まる結果となりました。

8月12日からBMX上でアンケートを実施。
その結果、「まったく問題ない」が939票(56%)でトップ。
次いで「目立たない程度ならやってもいい」が404票(24%)と、
全体の80%が肯定的な意見となりました。

フリーアンサーにおいても
「極限の真剣勝負の最中に、ホームランを打ったり、相手を押さえたりした瞬間に気がゆるみガッツポーズがでるのは至極自然な行為」と、自然な行為なので問題ない、とする声が圧倒的でした。

そういうモンなのかなぁ。

俺は、高校ぐらいまでは勉強の場だと思っている。勉強の場とは即ち『社会勉強の場』という意味だとも思う。ハタチを越えて、あるいは、就職して、晴れて社会人となったときに恥をかかないため、あるいは会社の看板に泥を塗らないための『社会勉強の場』だと思っている。教養のない社員が取引先に粗相をすれば、当然、会社の看板は泥にまみれる。新成人が成人式で粗相をすれば、実名で報道されて、めでたく前科一犯となる。そのようなことが起こらないように学問の面、肉体の面、精神の面での『社会勉強の場』が学校だと思っている。

果たして今後社会人として世に出たときに、自身の勝利(相手の敗北)や自身の成功(相手の失敗)に対して感情を爆発させることが、良いこととなる時があるだろうか。社内競争に勝って昇進したとき? クソみたいなクライアントを言い負かしたとき? 石川遼のライバルがパットを外したとき? いずれも、その場で感情を爆発させるのは美点とならないんじゃないかな。一方で、プロジェクトが成功したときや終了したときなら問題ないかな。

すべてを画一的に語ることはできない。監督がどのような方針をとっているかに依る。つまり、このような感情任せの態度を取ることに対して、監督が普段どのような指導をしているのか、と。とりあえず、俺は決して良い感情を持たない。教育として、それはどうなんだ、と思う。あおきんを読んでいても思うが、あまりにも勝利至上主義すぎる。勝利のために手段を選ばず、勝利すれば感情爆発、敗北すれば涙を流す。本当にそれだけで良いのか。皆で何かを成し遂げた喜びとか、成し遂げられなかった悔しさとか、そういうのは無くて良いのか。こと甲子園の場合、勝者は1校だけだ。俺は、敗れても笑顔を見せる「皆で何かを成し遂げた喜び」や、勝利してもなお「(降板した投手などの)成し遂げられなかった悔しさ」を見たい。

俺は、ひとときの感情を抑えることのできない球児を子供だと思う。そして、そんな子供を教育できない教育者を無能だと罵る。



本題とかなり外れるが、およそ一ヶ月前、このようなメールを送信した。一部伏せ字にした。
***に住む***で、小川(ハンドルネーム)と申します。


本日、***の某公園にて、
貴チーム『***』のユニフォームを来た者3名が、
遊具の上で、昼食を取っておりました。

ベンチでなく遊具に座ってという部分が気にならない訳ではないですが、
まぁ、子供が遊具を占有するのは未就学児や幼稚園児、小学生でもよくあることなので
気にせず見ておりました。

その後、コンビニかどこかでで買ったのであろう、
菓子類の袋やコンビニ袋を散らかしたまま
鬼ごっこのような状態でじゃれておりました。

遊具のそばの地面に落ちた(落とした?)数々のゴミを放置したまま、
遊び始めたのです。

私はその態度に不快感を覚え、その3名を呼び寄せ、拾うよう注意しました。
素直に従うかと思いましたが、『言い訳をし始めた』ので、
よりいっそう、厳しく注意しました。


野球というスポーツは、1人が皆のために、皆が1人のために、
己を犠牲にして利を取る、そのようなチームスポーツだと考えております。
セカンドがトンネルすれば、ライトがそれをフォローする。
打撃不振であれば、チームのために代打を送られる。
味方投手が打ち込まれれば、打撃陣が相手投手を攻略する。

エラーは誰しもするものです。投手だって野手だって、
常に絶好調で完璧な訳ではありません。
失敗をフォローしあうのが、チームスポーツの素晴らしいところだと思います。

しかし、上記3名の者たちの態度は、
「ゴミを地面に置いたままにする」という味方のエラーに対して、誰も注意せず、
注意すると「置いていただけです」という『言い訳をする』。
拾い残した細かいもの(ガムの銀色の包みなど)も拾うよう指摘すると、
「これは俺達のゴミではありません」と、
まるで『他のチームのエラーは俺には関係ない』とでも言うような態度。
特に、その中の1名は非常に不遜な態度でした。

貴チームは、本当にチームプレイというものを教えていらっしゃるのでしょうか?
『マナーを守る』という、野球のみならず社会で生きていくために絶対に必要な点について、
教えていらっしゃるのでしょうか?

楽しく生活を送るために、また、楽しく野球をするために、
野球の勝ち負けだけを教えるのではなく、
マナーについて、また礼儀について、きちんと教育して頂くことを望みます。


最後に、上記3名については非常に厳しく叱りつけました。
彼らが本心から反省したかどうかは、私には知る由もありません。
しかし、彼ら3名が、チーム責任者様、あるいは保護者様から、
この件で(直接的および間接的に)叱りつけられることのございませんよう、
ご配慮して頂けますよう存じます。
複数の大人から叱りつけられたり、
名前を伏せつつも『全体が注意すべき話』として公開すると、
子供はおそらく、ふてくされてしまうと思います。

ですから、この件につきましては、メールを受信されました方、
および責任者の方の胸の内にしまっておいて頂きますよう、ご配慮願います。
(もちろん、その一方で、マナーや礼儀に関する指導は厳しくお願い致します。)

彼らが反省し、態度を改めることを期待して
該当選手の背番号(2名)、名字(1名)、
その他公園名・時間帯などは伏せさせて頂きます。

今後、このような態度の選手がまだ出るようであれば、
然るべき対処を行いたく存じます。


長文になりましたが、以上です。
野球を通じて行われる子供達の教育について、よろしくお願い致します。

今のところ何のリアクションも来ていない。

その程度のチームなのだな、と思っている。俺は野球が大好きだし、もし男の子が生まれたら、それとなく野球が好きになるよう仕向ける予定だが、このシニアのチームには入れない。絶対に。責任者が教育に無関心なチームになんぞ、絶対に入れない。
posted by 小川 at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月13日

審判凄いよ審判

熊本工vs三重

なんとなく見てたら、4回表無死一塁で、面白いケースがあった。

4回表熊工の攻撃、無死一塁でカウント2−3。ここで一塁ランナーが盗塁を仕掛ける。投球は見逃しストライクで打者三振アウト。ここで打者が右バッターボックスからホームベース側へ一歩踏み出す。捕手は盗塁を刺すために投げようとするも、今三振になった打者が邪魔でツーテンポぐらい遅れて送球。当然、二塁送球間に合わず見た目はセーフ。ここで主審がプレイを止め、二塁に到達したランナーに一塁へ戻れ、というようなジェスチャーをする。直後、主審は一塁塁審と何事か相談し、ランナーにアウトを宣告。場内説明があったものの、良く意味が分からなかった。ともかく、プレイは二死走者なしで再開。(この後、2本のツーベースで熊工が同点に追いつく。)

さて、なぜ一塁走者が一塁へ戻されるのではなく、アウトになったのか、野球規則のどこに触れたのかを調べてみた。そしたら載ってた。
七・〇九 次の場合は、打者または走者によるインターフェアとなる。
(e) アウトになったばかりの打者または走者、《あるいは得点したばかりの走者》が、味方の走者に対する野手の次の行動を阻止するか、あるいは妨げた場合は、その走者は、味方のプレーヤーが相手の守備を妨害(インターフェア)したものとして、アウトを宣告される
おおー。載ってる。審判員の処置が正しい。ただ、主審が二塁に到達したランナーに一塁へ戻れ、というようなジェスチャーをしたように見えたが、あれは間違いだよな。主審が一度行ったジェスチャーから想像するに、おそらく主審は
七・一一 攻撃側チームのプレーヤー、ベースコーチまたはその他のメンバーは、打球あるいは送球を処理しようとしている野手の守備を妨げないように、必要に応じて自己の占めている場所(ダッグアウト内も含む)を譲らなければならない。
 ペナルティ 守備妨害(インターフェア)を宣告し、そのプレイの対象であった打者または走者をアウトとする

補 足 ボールデッドの際の走者の帰塁に関する処置(再録)
ボールデッドとなって各走者が帰塁する場合、ボールデッドとなった原因によって、帰るべき塁の基準がおのおの異なるので、その基準をここに一括する。
(A) 投手の投球当時に占有していた塁に帰らせる場合。
(e) 打球を守備しようとする野手を妨げた場合。
(6) 攻撃側プレーヤーまたはコーチが、必要に応じて自己の占めている場所を譲らないで、打球を処理しようとしている野手を妨げて、守備妨害を宣告された場合(七・一一
と判断し、二塁に達した走者を一塁へ戻すジェスチャーをしたのだと思う。ところが、青太字箇所で対象となった打者はすでに三振でアウトとなっている。これはつまり、適用すべきは七・一一ではないということになる。おそらく、一塁塁審がこのプレイについて、主審とは異なる裁定を下した。なので、主審と一塁塁審が相談したのだろう。主審と一塁塁審の判定が異なった場合について、こう規定されている。
九・〇四 球審および塁審の任務
(c) 一つのプレイに対して、二人以上の審判員が裁定を下し、しかもその裁定が食い違っていた場合には、球審は審判員を集めて協議し(監督、プレーヤーをまじえず、審判員だけで)、その結果、通常球審(または、このような場合には球審に代わって解決にあたるようにリーグ会長から選任された審判員)が、最適の位置から見たのはどの審判員であったか、またどの審判員の裁定が正しかったかなどを参酌して、どの裁定をとるかを決定する
 このようにして決定された裁定は最終のものであり、初めから一つの裁定が下された場合と同様に、試合は続行されなければならない。
これにより、主審は一塁塁審の裁定を採用し、七・〇九(e)を適用して一塁走者にアウトを宣告した、ということにだろう。


平林さんのブログを見るようになって、インターフェアなどあまり一般的でない裁定を見かけると、すぐ野球規則を見るようになった。そして改めて、審判の裁定の難しさや判断力の凄さを確認する次第である。審判かわいいよ凄いよ審判。
posted by 小川 at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月12日

夢を叶えた?

横浜隼人高校硬式野球部のユニフォーム一式が、阪神タイガースそっくりに見えて仕方ありません、みたいなことを書こうと思っていたら、
虎ファン監督夢実現 横浜隼人、縦じまユニホームで登場

 夏の甲子園は開幕をあすに控えた7日、全国49代表校が開会式のリハーサルに臨んだ。13校は初出場。その一つ、春夏通じて初出場の横浜隼人(はやと)(神奈川代表)は、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)を本拠地とする阪神タイガースとそっくりのユニホームで登場。タイガースと甲子園にこだわった監督と選手たちの夢が実現した。

 徳島出身で熱烈なタイガースファンの水谷哲也監督(44)が18年前の監督就任当初、「いつか『本拠地』でプレーする日が来ると信じて作った」という縦じまのユニホーム。帽子のロゴは、阪神タイガースの「HT」に似せた「YH(横浜隼人)」。胸のロゴも阪神をイメージさせる「Hayato」。タイガースがユニホームを変えるたびに隼人のユニホームも変えてきたほどのこだわりよう。甲子園出場を決めてからは帽子ロゴの「H」を黄色にもして、タイガースにそろえた

 この日、水谷監督は甲子園で行進の練習をする選手たちを見て「感激です」。主将の杉本政知君(3年)は「縦じまのユニホームで甲子園に立てて光栄です。注目されるのはうれしい」と話した。

 スポーツ紙で「ハマトラ、本拠地へ」と大きく取り上げられるなど、関西でも注目されている。ただ、ハマっ子の部員たちに阪神ファンは少数派という。(杉村健)

「たまたま似ていた」とか「学校のイメージカラーだ」とかいう言い訳を期待していたのだが、ガチでした。本当にありがとうございました。

県予選で負けてるとき、つまり目立たないときならば、ギャグやネタで済むかもしれないけど、甲子園に出るほどとなると「公私混同」と言われるかもね。まぁ、今までも言われてたのかもしれないけど。個人的には、面白い50%、自重しろバカ50%といった感想。
posted by 小川 at 15:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月15日

お互い様だろ

ナベQ激怒!球審に猛抗議「話にならない」 - 野球 - SANSPO.COM

 (パ・リーグ、西武6−8楽天、10回戦、西武6勝4敗、14日、西武ドーム)八、九回に6失点して逆転負け。西武・渡辺監督の怒りは審判団に向けられた。一回無死満塁で三ゴロを中村紀が本塁に送球し捕手の中谷が落球したが、球審は「完全捕球はした」とアウトを宣告。指揮官は三走のホームインが先と9分間にわたって猛抗議したが、判定は覆らなかった。「あんなの話にならない。なあなあにはできない」と渡辺監督。球団は15日、コミッショナーに質問状を送る。

まぁ、ナベQが、『自軍に有利な誤審に対しても同様に抗議する』って言うなら、支持する。そうでなく、『自軍に有利な誤審なら黙ってる』って言うなら、おとなしくベンチに座って野球規則読み直せ

なあなあにはできない
などとうそぶいているが、どうせ自軍に有利な誤審なら抗議しないだろ。そういう態度こそがなあなあなんじゃねーの?
posted by 小川 at 14:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月06日

何度も言うけど

プロ野球アジアシリーズ、日韓戦に変更へ=セはビデオ判定を試行−実行委員会 − Yahoo!プロ野球 ニュース 時事通信

 プロ野球の実行委員会が6日、東京都内で行われ、アジアシリーズを日本と韓国の今季優勝チームによる国際試合に変更することを確認した。
 開催経費の赤字を避けるため、1試合制とする案が有力で、地方球場で11月に開催する方針。既に四つの自治体から誘致の動きがあるという。
 アジアシリーズは日本、韓国、台湾、中国の4チームで開催してきたため、台湾、中国への対応もあって結論を持ち越したが、出席者によると「反対意見はなかった」という。
 セ・リーグ理事会では、本塁打のビデオ判定導入に向け、映像再生機器を各球団の本拠地球場に設置することを決めた。球宴明けに、機器を操作する控え審判員の習熟期間を設けた後、試行期間に入る予定。試行のため判定には適用しない。

野球規則の周知徹底が先だと思うんだけどなぁ。

知っておくべき野球のルール
ラベル:野球規則
posted by 小川 at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月01日

ダルビッシュの凄さ

往年の名投手を思い出した。

ダルビッシュ有、究極の機能美。 〜ノーヒットノーランはいらない〜

 パ・リーグのあるチームで下位を打つ選手にダルビッシュのすごさについて尋ねたとき、彼はこう言って苦笑していたものだ。

「俺に聞くなよ。あいつ、俺のときは明らかに手を抜いてるんだから。たぶん俺はあいつの本当にすごいボールを見たことはないと思うよ」

杉下茂のことを思い出した。

杉下といえば、言わずと知れた『フォークボールの神様』である。シンカーは山田久志、シュートなら平松政次、ドロップの沢村栄治、そしてフォークと言えば佐々木よりも野茂よりも村田よりも村山よりも杉下なのである。

杉下は、1試合に5球程度しかフォークを投げなかったという。しかも、下位の打者や投手にではなく、主砲にしか投げなかったそうだ。省エネのために投げなかったのかどうかは定かでないが、例えば西鉄の豊田泰光には、「次はフォークか」「次こそフォークか」と思わせておいて、ついに一球も投げなかったという。また、千葉茂も、「ついに俺にはフォークを一度投げなかった」と発言している。

ダルビッシュにせよ杉下にせよ、下位の打者が「明らかに手を抜かれていることが分かっている」にも関わらず、彼らには打たれない投球をしている。これは凄いことだと思う。自分の力と相手の力を冷静に分析し、「この程度の球で打てない」と判断し、そしてそれに違わぬ投球をする。簡単なことじゃないと思う。


ダルビッシュ有、凄い漢だ。
posted by 小川 at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月30日

『マナー違反』というルール

前々から元木はなんとなく嫌いだったが、この記事読んで、ますます嫌いになった。


ソースは、例によってメジャー昇格を目指す元パリーグ審判員・平林岳氏のブログ。

視界を妨げる走塁妨害??

1死走者1,3塁でライトに浅い犠牲フライが上がりました。
3塁走者は、点差があったのもあり、
無理してタッグアップしてきました。

(中略)

「あんなところに立っていることは、できないだろう!」
と内野内にいたジャスティン塁審に抗議に向かいました。
走者は、3塁手が、打球と走者のちょうど間に立っていて、
野手が捕球するところが見えなかった
ようです。
確かに、野手が捕球する瞬間にスタートを切るので、
それが見えなければ、たぶんスタートが少し遅れるかもしれません。
(早くなることのほうが実際には多いと思いますが・・・。)
なので、走者は、”走塁妨害”と言いたかったのです。

(中略)

「あれは、走塁妨害を取るべきだ。何年か前の
ワールドシリーズで、メジャー審判が走塁妨害を宣告
した。」とい言ってきたので、
「それは、僕も知っているけど、3人制の場合、
僕は、本塁付近とにいたのでそこまで見ることが
できないです。」と正直に言うと、
「それは、わかっているから、もし3塁に審判がいるときは、
ちゃんと宣告してくれ。」と言ってかえっていきました。
(引用者注:AAAは、3人制の審判)

(中略)

MLBの審判に確認すると、
これは、やはりルールというより、
マナーの問題で、あからさまに、手を挙げて、
その手をクロスしたりして、視界を妨げる動作をした場合
は、宣告できるが、ただ立っていただけでは、
宣告は出来ないということでした。

多分、あとで、マナー違反を犯したことによる報復を喰らうんだろうな、と思う。

日本では、元木あたりがこのようなプレイをよく行っていたことを述懐している。当然、メジャーならマナー違反だが、日本では特にお咎めなしだ。腹立たしい。彼のプレイはマナー違反のプレイが非常に多く、例えばこんなのとかがある。

twitterにも書いたが、こちらにも書いておく。早川のバットを投げる行為(その1その2その3)や、その他報復行為や危険行為は、子供に悪影響を及ぼすという理由で、九・〇一(d)と(c)に従って退場にする、というアグリーメントができることを、切に切に切に願う。


一応書いておくが、『ルールに明文化されてない行為はすべて合法』という考え方は、唾棄すべき考え方だ。北京五輪アジア予選で韓国が堂々と行った行為、忘れたわけではありますまい? メジャーの暗黙の了解は理解できないとか言うくせに、いざ自分らが守っている暗黙の了解を犯されるとギャーギャー喚く、などという行為はみっともないのでやめておいた方が賢明だ。
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2009年06月25日

フロントの信頼問題だろ

なんで、監督問題なんて小さな視点で語るの?


球団代表が、ほんの4年前には『個人的な考え』ながらも『永久監督をお願いしたい』とか言っていたのが、どこぞの金満球団の名物元オーナーもびっくりの手のひら返し。こんな人間を信用せよ、と?

根本的にはフロントの問題。金が足らないというのが事実だとしても、公表の仕方・時期に問題があるのは明白。なんとなく優勝争いをして2位に終わるのが一番(優勝争いをすると観客動員が増える・優勝すると年俸が上がってしまう)とか言ってた球団を思い出した。

そしてBMXのアンケートがまた稚拙。
これでいいのか!?マリーンズの監督問題。:プロ野球速報-Baseball ManiaX:So-net blog

マリーンズの次期監督問題についてお聞きします。バレンタイン監督交代に賛成ですか、反対ですか。

監督交代に異論なし
交代は賛成だが方法が問題
次期監督次第
どちらかというと留任に一票
絶対に留任してほしい
その他

フロントの問題には切り込まず、わざわざ視点を『監督交代問題』と小さくしてアンケートを行なっている。フロントへの信任不信任には切り込まないの? 誰もフロントに疑問を感じないの?


ロッテファンの行動にも実は疑問がある。どこも報道してないので俺が知らないだけかもしれないが、オマエら球団にどれくらい金落としてんの? ボビーの年俸が高いことも、ロッテ球団が赤字なことも、知らない訳じゃないだろう? 署名するのも結構だが、グッズの1つ、チケットの1つでも買えよ。11万人のファンが毎試合球場に訪れたら、球団の赤字もちったぁ解消されるんじゃねーの?
posted by 小川 at 16:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なぜ言葉を濁す?

メシどきにテレ東でメジャーの試合をやってた。ヤンキースvsブレーブス。解説の声は川崎憲次郎だな。テレ東だし。


場面は0-1でブレーブスリードの6回ウラ、ヤンキースの攻撃で無死一塁。ここで投手が一塁へ牽制球。一瞬、逆をつかれたファーストランナーは際どいタイミングでタッチアウト。ヤンキースのジラルディ監督が出てきて、抗議するも、判定は覆らず(当然)、監督は退場。試合はその後、監督退場に奮起したのか、同点ホームラン、Aロッドのタイムリーなどでヤンキースは逆転した。(最終的な結果までは見ていない)

さて、問題の牽制球アウトのシーン。スローのリプレイが流れた。シロウト目にも、判定は誤審である。明らかに走者の手がベースへ着いたのが早かった。しかし、審判がアウトと判定した以上、判定は覆らない(過去チラ裏参照)。

問題は、このスローリプレイを見た後の実況と解説の反応。「うーん」「際どいですが・・・」と、明確に誤審であることを言わない。もの凄い違和感を感じた。

俺的にベストな反応は、『誤審であることを明言する』、その上で、『ルールブック上、審判の裁定は絶対であるから、(たとえ誤審であっても)判定は覆らないことを(視聴者に)説明する』の2点を行うことだ。しかし、実況の植草も解説の川崎も、曖昧な言い回しに終始した


オマエら、何のためにいるんだよ? クソの役にも立たねぇな。ホントに野球のルール知ってんの?

川崎は、津久見で甲子園に出たときから注目していて、現役時代はもちろん、テレ東の解説者として、また土日の深夜スポーツ番組での分かりやすい説明もあり、凄く好きな選手の1人だったが、今回の解説でかなり冷めた。あーあ・・・・・・
posted by 小川 at 15:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月19日

審判の権威を守るための報復

野球のルールを知らない輩が多すぎて困る。


イチロー選手の審判との駆け引き

ようやくここまで追いついた。

前述した平林氏のエントリ、過去ログをここまで全部読んできた記憶と照らし合わせると、A-RODに言及したときぐらいしか見かけなかった批判的コメントが多数ついている。しかし、氏の過去ログと野球規則を読んだ身の俺としては、平林氏に説明不足な感はあっても間違っているという印象は受けない。

関係する野球規則を転載する。
九・〇一 審判員の資格と権限
(a) リーグ会長は、一名以上の審判員を指名して各リーグの選手権試合を主宰させる。
 審判員は、本公認規則に基づいて、試合を主宰するとともに、試合中、競技場における規律と秩序を維持する責にも任ずる。

(b) 各審判員は、リーグおよびプロフェッショナルベースボールの代表者であり、本規則を厳格に適用する権限を持つとともに、その責にも任ずる。審判員は、プレーヤー、コーチ、監督のみならず、クラブ役職員、従業員でも、本規則の施行上、必要があるときには、その所定の任務を行なわせ、支障のあるときには、その行動を差し控えさせることを命じる権限と、規則違反があれば、規定のペナルティを科す権限とを持つ。

(c) 審判員は、本規則に明確に規定されていない事項に関しては、自己の裁量に基づいて、裁定を下す権能が与えられている。

(d) 審判員は、プレーヤー、コーチ、監督または控えのプレーヤーが裁定に異議を唱えたり、スポーツマンらしくない言動をとった場合には、その出場資格を奪って、試合から除く権限を持つ。審判員がボールインプレイのとき、プレーヤーの出場資格を奪った場合には、そのプレイが終了してはじめてその効力が発生する。

さて、それでは平林氏のブログの内容を読み解く。
さて、先日のMLBの試合で、イチロー選手に対しての判定で、彼が審判に対して挑発的なコメントをしていました。確かに、判定は微妙で、イチロー選手に対して不利な判定が続きました。本人の気持ちは、痛いほどよくわかります。彼のコメントが、アメリカメディアに出たのかどうかはわかりませんが、審判サイドに伝わっていたとしたら、間違いなく報復されます

平林氏のエントリ内容を読み解くと、イチローのコメントは、試合後、日本メディアに向けて発信したと受け取れる。このイチローのコメント、野球規則の何に違反するのだろうか?

俺は、何にも違反しないと思う。

そう。野球規則では、試合後のコメントについての規定は一切ない。言い換えれば、試合後どんなに審判を侮辱しようと自由な訳だ。

しかし、本当に自由なのか?

俺は違うと考える。

もし、試合中にこのような発言をしたのであれば、即刻退場、そして出場停止処分&罰金となるだろう。しかし、試合後ならばそんなことにはならない・・・・・・なんていう理屈が通じるだろうか? そんな理屈がまかり通ればいくら試合中に審判員が
競技場における規律と秩序を維持
しようとしても、裏でおおっぴらに審判批判をされていたのでは、規律と秩序なんて守れやしない。もちろん、
スポーツマンらしくない言動
にも値する。野球規則に縛られない試合後だからといって、イチローの取った行為が許されて良いのであろうか?

答えは当然、『否』である。

ここまでくればおわかりであろう。平林氏の言う
審判サイドに伝わっていたとしたら、間違いなく報復されます。
というのは、こういう経過を辿り導き出された言論なのではなかろうか。タイトルにもしたが、審判の権威を守るための報復を受ける可能性がある。俺としては、実に納得のできる経緯である。イチローは謝罪すべきである。


日本の審判員の権威は低いと感じる。それは、古くは金田正一や大沢啓二、俺の記憶している限りでも星野仙一などいわゆる武道派監督が審判に暴行を働いたり、選手が公然と審判の裁定に異議を唱えたりしている。が、昨日のエントリで述べたように、すべて退場になっても文句を言えない行為である。そして、我々素人がそれを真似する。「あの人がやってるから俺らもやっていいんだ」と誤解する。(恥ずかしい例。)非常に良くない悪循環である。平林氏のエントリのコメント欄を見ても、上記野球規則および昨日挙げた野球規則を知らない者が多すぎる。(俺もこないだまではそうだった。)野球好きな全国1億3000万の人々よ。知れ。正しい野球のルールを。

そしてプロ野球選手たちよ。アンタたちの一挙手一投足を俺たちは見ている。アンタらが正しく野球規則に則った行為をしないと、全国1億3000万のファンが、子供たちが、間違った行為を真似する。今一度、野球規則をきちんと頭に入れて行動していただきたい。
posted by 小川 at 11:49| Comment(21) | TrackBack(2) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月18日

知っておくべき野球のルール

ビール片手に野球をみながらクダを巻く、全国1億3000万人の野球ファンよ、知っておくべきだ。


平林氏のブログ移転前のブログを最初から順に読んでいる。審判の視点から見る野球というのは、本当に興味深い。

さて、野球の公式な『野球規則』というものがある。一般書店でも販売されている。審判は、これを厳格に適用している。しかしながら、ファン・選手・コーチ・監督・果ては解説者に至るまで、これを正しく知っている者は少ないのではないだろうか。もちろん、俺もその1人だ。

最低限、知っておくべき項目がある。下記に転載する。強調・色付けは小川がつけたもの。

九・〇二 審判員の裁定
(a) 打球がフェアかファウルか、投球がストライクかボールか、あるいは走者がセーフかアウトかという裁定に限らず、審判員の判断に基づく裁定は最終のものであるから、プレーヤー、監督、コーチ、または控えのプレーヤーが、その裁定に対して、異議を唱えることは許されない
【原注】 ボール、ストライクの判定について異議を唱えるためにプレーヤーが守備位置または塁を離れたり、監督またはコーチがベンチまたはコーチボックスを離れることは許されない。もし、宣告に異議を唱えるために本塁に向かってスタートすれば、警告が発せられる。警告にもかかわらず本塁に近づけば、試合から除かれる。

(b) 審判員の裁定が規則の適用を誤って下された疑いがあるときには、監督だけがその裁定を規則に基づく正しい裁定に訂正するように要請することができる。しかし、監督はこのような裁定を下した審判員に対してだけアピールする(規則適用の訂正を申し出る)ことが許される。
【注一】 イニングの表または裏が終わったときは、投手および内野手がフェア地域を去るまでにアピールしなければならない。
【注二】 審判員が、規則に反した裁定を下したにもかかわらず、アピールもなく、定められた期間が過ぎてしまったあとでは、たとえ審判員が、その誤りに気づいても、その裁定を訂正することはできない。

(c) 審判員が、その裁定に対してアピールを受けた場合は、最終の裁定を下すにあたって、他の審判員の意見を求めることはできる。裁定を下した審判員から相談を受けた場合を除いて、審判員は、他の審判員の裁定に対して、批評を加えたり、変更を求めたり、異議を唱えたりすることは許されない
【原注】 ハーフスイングの際、球審がストライクと宣告しなかったときだけ、監督または捕手は、振ったか否かについて、塁審のアドバイスを受けるよう球審に要請することができる。球審は、このような要請があれば、塁審にその裁定を一任しなければならない。
 塁審は、球審からの要請があれば、ただちに裁定を下す。このようにして下された塁審の裁定は最終のものである。
 ハーフスイングについて、監督または捕手が前記の要請を行なってもボールインプレイであり、塁審がストライクの裁定に変更する場合があるから、打者、走者、野手を問わず、状況の変化に対応できるよう常に注意していなければならない。
 監督が、ハーフスイングに異議を唱えるためにダッグアウトから出て一塁または三塁に向かってスタートすれば警告が発せられる。警告にもかかわらず一塁または三塁に近づけば試合から除かれる。監督はハーフスイングに関して異議を唱えるためにダッグアウトを離れたつもりでも、ボール、ストライクの宣告について異議を唱えるためにダッグアウトを離れたことになるからである。
九・〇四 球審および塁審の任務
(c) 一つのプレイに対して、二人以上の審判員が裁定を下し、しかもその裁定が食い違っていた場合には、球審は審判員を集めて協議し(監督、プレーヤーをまじえず、審判員だけで)、その結果、通常球審(または、このような場合には球審に代わって解決にあたるようにリーグ会長から選任された審判員)が、最適の位置から見たのはどの審判員であったか、またどの審判員の裁定が正しかったかなどを参酌して、どの裁定をとるかを決定する。
 このようにして決定された裁定は最終のものであり、初めから一つの裁定が下された場合と同様に、試合は続行されなければならない。

どうだろう。過去の数々の試合を思い返して欲しい。審判がこの規則を犯したことがどれほどあっただろうか。間違っているのは、すべて我々ファンや選手・コーチ・監督ではないか。

我々野球ファンおよび関係者は、今一度、野球規則を読み返すか、それが面倒ならばせめて上記内容ぐらい覚えておくべきだ。そして適切に運用している審判に、もっと敬意を払うべきだ。

誤審は確かに腹立たしい。審判には、もっと技術向上を望みたい。そう思うことは何度もあった。きっとこれからもあるだろう。しかし、野球規則も知らない俺らファンや選手・コーチ・監督・解説者などは、もっと恥ずかしいということを、強く頭に刻み込んでおかなければならない。それができないならば、野球を語る資格なんぞないと思う。
ラベル:野球規則
posted by 小川 at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月09日

審判視点の考え方

以前紹介したMLBの審判を目指す平林氏の、移転前ブログの過去ログ読みふけっていた。そして、大いに勉強に、知識に、脳のシワになった。

考えてみれば、選手視点、記録視点、監督視点の文献は唸るほどあるが、審判視点の文献は持ち合わせていない。氏のブログの近況も、基本はAAAの話題が多く、がんばってる日常は垣間見れても、審判の考え方や心情についてはあまり触れられていなかった。

しかし、過去ログでは、ちょうどビザが下りないとかマイナー審判の労組がストをやってるとかの事情で、日米の様々なプレイに対して、審判視点のエントリを書いておられる。これが、非常に参考になる。


オールド・ルーキー チャレンジ日記


読み終わったのは、まだ06年3月〜5月までだが、非常に興味深い。特に、いくつかの記事は転載して紹介したくなるほどだ。時間の許す方は、ぜひ、氏のブログを最初から最後まで目を通してほしいと思う。
Bob Davidson という先輩

昨日のシアトルマリナースの試合で球審を務めていたのが、WBCでとても有名になった”ボブ・デビッドソン”です。
(中略)
WBCの件があり、日本では、いろいろと未だにおもしろおかしく報道されていますが、判定に対しの批判はともかく、決して彼の人間性まで否定するような報道だけは、しないで欲しいと強く要望します
古田監督の抗議

問題になった場面は、無死で満塁で打者が打った打球が3塁ベース上に高く弾んでいました。3塁手ヤクルト岩村君がベースに踏んだか、踏まなかったかが、とても微妙で、その後本塁へ送球し、捕手が1塁に転送し、1塁は、アウトになりました。本塁では、ヤクルト米野君は、タッグせずに(フォースプレイだと思ったのでしょう)、次の送球をしました。

この場合、岩村君が3塁を踏んだか、踏まないか、ということに対しての判定で、本塁でのプレイがフォースなのか、タッグプレイなのかが違ってくるのです。(フォースプレイ中に、後の走者が先にアウトになったら)新聞で見る限り、とても微妙です。2塁ベース上でのダブルプレイの際によくありますが、プロの野手が次のプレーに移る時に、ベースを踏む場合、ほんの少しだけベースに”かする”ような踏み方をしていきます。肉眼では、確認できません。音でしか判断できません。
(中略)
しかし、あの場でのやりとりで、古田監督は、塁審が”間違いなく踏みました。”といったことに腹を立てて、審判を”うそつき”扱いをしたとありましたが、あそこでは、審判は、そのように主張するしかないということを理解して欲しいのです。足跡まで持ち出してヤクルト側が踏んでないといっていましたが、ベースをかすめた後の足跡なんか、全く関係ないはずです。
(中略)
日本プロ野球(1軍)の審判は、世界一のプレッシャー下で仕事をしているという事実をわかって欲しいと思います。メジャー審判もとても大きなプレッシャー下で仕事をしていますが、機構と野球規則が、彼らを全面的に守ってくれています日本は、そのバックアップ体制が甘いのです。
抗議に対して

山梨のプロを目指してがんばっている若手審判からこんな相談を受けました。それは、”抗議への対処の仕方”です。
(中略)
審判の本音として、「すみません、間違えたので判定を変えます。」といえたらどんなに楽かと思うことがあります。しかし、これをしだしたら、何でもかんでもクレームがあるたびに判定を変えなければならなくなり、試合にならないのです。そこで、ルールで”審判が下したものが、最終的な判定である。”と謳っているのです。
(中略)
余計なことをいわない、ということが大事です。人間心理として、自己防衛のために、つい、いろいろ言葉を重ねてしまいます。そうすると相手が、その言葉尻をついて他のことで文句を言い出します。最低限、説明しなければならない事は、ありますが、それ以外は説明する必要がありません。
(中略)
一通り説明したら、「充分、説明しましたので、これ以上の抗議は、受け付けません。」と言います。大抵これでも納得できないと言ってくるでしょう。そうしたら、これ以上抗議を続けると退場になるということを告げます。(警告になるのです。)数度、このようなやりとりをし、後は”退場!”となります。これは、”試合進行の為のルール”なのです。
スポーツマンシップ・セミナー(その1)
スポーツマンシップ・セミナー(その2)

ある少年野球の大会を見学していた時のことです。走者が1塁に出塁しました。投手は、投手板を外して、偽投(投げるまね)をしました。これは、ルール上許されるプレーです。走者は、牽制されたと思ってヘッドスライディングで1塁へ戻りました。ここまでは、ごく一般的な野球試合中に起こる事です。ここで、投手が走者が起き上がるか否かの時に、すぐに打者へ投球したのです。走者は、勿論準備が出来ていません。
(中略)
野球の目的は、”勝つ”ことにあります。ただ、あくまでも結果にすぎないのです。まして、こども達の野球においては、もっと大切なことがあるはずです。
(中略)
スポーツである以上、こども達にとっての”教育”であるということを我々大人たちがしっかり考えないといけないことなのです。

勝つ事の味を覚えるということも、ひとつの楽しさかもしれません。が、野球の本当の楽しさ、打つこと、守ること、投げること、打者と投手の勝負などは、” フェアープレー”のもとで行なわれているからこそ楽しめるのです。ですから、勝つ味を伝えることを目的にするのではなく、野球をプレー(遊ぶ)する楽しさを伝え、野球によって、こどもたちが立派な大人に成長するような指導をして欲しいと切に願います。プロ野球選手を何人輩出したかで、指導者や親の優劣を判断するのではなく、何人の”立派な人間”を育てられたかということで判断するべきです。
日米のプロ野球事情

アメリカのプロスポーツは、MLB等の軸になる組織にお金が入り、そこから各チームに分配金が流れるしくみです。(アメリカのプロスポーツは、殆どがこのしくみです。)日本は、逆に各チームから、毎年、うん千万円という拠出金を払ってもらい、そのお金をもとにプロ野球を運営しているのです。このしくみでの一番の問題は、NPBや各リーグが、チームに対して強い姿勢で対応できないというところです。チームにしてみれば、”俺達が金を出して運営しているんだぞ”という感覚を持つのも当然といえるでしょう。

僕がいいたいのは、このしくみによる弊害が、審判に対してにも影響しているということです。各チームから出ているお金で、審判の給料も支払われているのです。日本とアメリカのプロ野球審判の立場やしくみなどの違いは、このような根本的な事情の違いから生まれています。
井口選手の抗議行動

ホワイト・ソックス井口君が、球審のストライク・スリー(三振)の判定に不服で、ヘルメットを地面に投げつけ、罰金を課されたという記事を読みました。この記事を読んで、とても驚きました。まず、どうして”退場”にならなかったのだろうということです。僕は、映像では、見ていないので、何とも判断できないのですが、通常、審判の判定に対しての不満を、態度で示した場合は、自動的に退場になります。以前にも書きましたが、観客など、まわりの人々が、その態度によって、審判に対し不信感を持つような場合には、我々は、退場を宣告します
野村監督の抗議

「ボール、ストライクの判定について異議を唱えるために(中略)監督または、コーチがベンチまたは、コーチスボックスを離れることは許されない。もし、宣告に異議を唱えるために本塁に向ってスタートすれば、警告が発せられる。警告にもかかわらず本塁に近づけば、試合から除かれる。」と日本のルールブックにもあります。アメリカでは、このルールを遵守し(このルールだけでなく)、先ず、『監督、ストライク・ボールに対して出て来ることができません!』と警告を発し(手で制します。)、それでも続けて出てくるようならば、『退場!』を宣告します。これは、1試合で数百球の判定があり、それをいちいち抗議に出てくることが出来たら、野球が進行しないという理由からなのです。ファンに無駄な時間を過ごさせないという発想から出来たルールのようです。

日本では、このルールを適用することに、チームサイドから猛反発があったと聞いています。チームが主導でルールを解釈するのではなく、リーグや審判が主導でルールを遵守する時代が来れば、日本の野球界も本当の意味で改革されるでしょう。
ウエスト審判のゲームコントロール

メジャーリーグ審判のジョー・ウエスト氏(クルーチーフ:4人のクルーでの責任審判)が”ビーンボール”(故意に打者を狙って投球したとして)でヒューストン アストロズのスプリンガー投手とガナー監督の二人を一度に退場をさせました。
(中略)
特にアメリカでは、執拗にインコースを攻めるということをあまりさせないために、ストライクゾーンも”外に甘く、内に厳しい”傾向が昔からあります。これは、内側に甘いと、投手がそこを攻めるようになり、必然的にデッドボールが増え、打者にとって危険であるということと、もともと野球の歴史から考えると、投手は、”打者の打ちやすいところに投げる”ことから始まった野球なので、外側中心に投げるような環境が出来ているのです。
(中略)
投球がボンズ選手の背中後方を通ったところでウエスト球審が、両チームに”警告”を与えました。この判断が素晴らしかったと思います。両軍に警告を与える理由は、報復を防ぐ為なのです。そして、この警告があった場合、もしビーンボールによって退場になれば、自動的に投手と監督の2人が退場になるというルールなのです。

その後もスプリンガー投手は、必要以上にインコースを攻め、ついにボンズ選手の背中に投球が当たり、ウエスト球審がスプリンガー投手とガーナー監督の2人に退場を宣告しました。球審が警告を発していたお陰で、ボンズ選手を始め、ジャイアンツ側は、報復や怒ったような態度を少しもみせませんでした。このようなことが、試合中に審判がしなければならない”ゲームコントロール”なのです。アメリカで審判として評価されるためには、このような能力が一番必要です。僕にとって、とても為になるウエスト球審の状況判断だったのでした。

うーむ。実に興味深い。


横浜監督時代の権藤さんは、決して審判の裁定に抗議することはなかった。ベイナインはそれに対して不満があったというが、果たしてどちらが正しいのだろうか。現在の日本野球では、ナインのほうに分があるが、俺個人としては、権藤さんを支持したいと思った。また、アメリカマイナーコーチ経験のある権藤さんが何故、そのような行動指針を持ったのかも理解できた。

また、明徳が星陵の松井に対して取った手段も、やはり間違いと断じて良いと思った。
posted by 小川 at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月19日

宇佐美徹也氏の死を悼む

宇佐美徹也氏死去…「プロ野球記録大鑑」など

 宇佐美 徹也氏(うさみ・てつや=元日本野球機構BISデータ本部室長)17日午後0時38分、急性呼吸不全のため東京都板橋区の病院で死去、76歳。栃木県出身。自宅は板橋区赤塚新町3の29の11。葬儀・告別式は21日午前10時半から東京都練馬区春日町4の17の1、愛染院会館で。喪主は妻弘子(ひろこ)さん。

 パ・リーグ記録部公式集計員、報知新聞記録部長を経て1988年に日本野球機構入り。プロ野球の記録を管理、配信するBISデータ本部初代室長に就いた。記録についての書籍も数多く執筆し、「プロ野球記録大鑑」などの著書がある。

       _人人人人人人人人人人人人人人_
        >    な なんだってー!!    <
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    /     `''.v'ν Σ´        `、_,.-'""`´""ヽ
    i'   / ̄""''--i 7   | ,.イi,i,i,、 、,、 Σ          ヽ
.     !ヘ /‐- 、u.   |'     |ノ-、 ' ` `,_` | /i'i^iヘ、 ,、、   |
    |'' !゙ i.oニ'ー'〈ュニ!     iiヽ~oj.`'<_o.7 !'.__ ' ' ``_,,....、 .|
.   ,`| u       ..ゝ!     ‖  .j     (} 'o〉 `''o'ヽ |',`i
_,,..-<:::::\   (二> /      !  _`-っ  / |  7   ̄ u |i'/
. |、 \:::::\ '' /        \ '' /〃.ヽ `''⊃  , 'v>、
 !、\  \. , ̄        γ/| ̄ 〃   \二-‐' //`

そ・・・それは本当なのかキバヤシっ!!


宇佐美徹也といえば、知る人ぞ知る『記録の神様』。俺のようなデータマニアにはたまらない膨大なデータを分析された、俺にとっての天上人。

かくいう俺も、氏の著書であるプロ野球全記録2002年版2003年版で心ときめかせ、2004年版が見つからなくて悔し涙したり、2005年からは発行されないことを残念に思ったりしたクチだ。プロ野球記録大鑑では、平成4年までしか記載されていないから、そろそろ最新版が出てくれるんじゃないか、その際には、やや少なめな守備関連の記録を集め直してくれないか、などと思っていたところだった。

守備記録は本当に希少で、計算自体はその気になれば計算式は確立されているのでいくらでもできるのだが、例えばレンジファクターの計算には、守備イニング数が必要だ。刺殺や補殺といったデータは野球記録あら?カルトで購入したデータにあったが、公式記録でない守備イニング数は不明だ。これではレンジファクターは計算できない。簡易レンジファクターなら出せるが、これは簡易というだけあってばらつきが大きいことがある(守備固め要員など)。レラティブレンジファクターについてはまだ詳しく調べていない。また、守備効率関連も、ゴロアウト、フライアウト、併殺等の記録が必要だが、これはほとんどデータが無い。氏なら、これらのデータもいつか調べてくれるのではなかろうか? つーかそろそろ大鑑出て良いんじゃね? と思っていた矢先の訃報だ。

生まれ持った性格もあるが、それ以上に、記録の神様と呼ばれる氏の著書なしに、俺のデータマニアっぷりは無かったと思う。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


ところで、報知以外の各スポーツ紙は氏の訃報を完全スルーなんだけど、どゆこと? 確かに元報知記者だけど、もはやそんな小さな次元で語られるような人物ではないよ?
posted by 小川 at 10:34| Comment(2) | TrackBack(1) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月09日

金城のタイムリーを見て

横浜が阪神に連勝 金城が3点二塁打放つ

 【横浜4−0阪神】横浜の金城が試合を動かした。0―0の7回2死満塁で、好投していたグリンの代打として打席へ。「グリンのためにも絶対に打ってやろうと思っていた」

 能見にカウント2―1と追い込まれながらもチェンジアップをうまく拾い、左へ走者一掃の二塁打。2000年に首位打者に輝いたベテランだが、代打に回ることも多い。「どんな時でも一生懸命やろうと思っている」と表情を引き締めた。

引用の必要なかったかも(笑

いやこれテレビで見てたんだけど、金本のあの守備は何? どっか怪我でもしてんの? しんどそうにドタドタ走って。あれ普通以上の守備力持つ選手なら取れたんじゃないの? 風を計算に入れても。

金本の連続試合フル出場の記録は凄いと思う。ちょっとやそっとでは休まないその気迫や精神が、赤星や鳥谷に良い影響を与えたことも素晴らしいと思う。だが、今日の守備は明らかに足を引っ張っていると感じた。過去にも、骨折を押してフル出場を続けたことがあったが、どうだったのだろうか。個人の記録のためにチームの勝利を捨ててしまうことがあったのではないだろうか。気になって仕方ない。

・・・いや、金本の打撃を考えると、ラミレス同様、守備を切り捨ててでも起用せざるを得ないのかもしれん。桜井や林や葛城がもう一歩ブレイクすれば、それこそ守備に不安のある金本は外して問題ないと思うが、現状の彼らを見ると・・・・・・まだまだ金本は必要だと感じざるを得ない。

能見にとっては、様々な不運が重なった試合だったな、と思う。
ラベル:金本知憲
posted by 小川 at 22:33| Comment(0) | TrackBack(1) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月08日

阪神の監督って大変

1軍昇格の詳報がマスコミに…真弓“特別警戒”態勢
「これはアカンやろ」

 阪神・真弓明信監督(55)が、チーム内からの情報漏れを特別警戒だ。4月には「隠し玉」の存在が事前にバレてしまい、人気球団ならではの情報管理の難しさを痛感。1軍−2軍の選手の入れ替わり情報に敏感に報道する関西マスコミにも“牽制球”を投げ始めた。

 就任以来、報道陣に対して泰然自若と構えていた真弓監督が突然、記者団に向けてこんな疑問をぶつけた。

 「コーチの会議で『小嶋をあげるのはどうかな』と名前をあげたら次の日すぐに、新聞2紙ほどが『小嶋昇格へ』と書いていた。今度は『ジェンをあげようか』と言ったら、またすぐ新聞にジェンのことが出ていた。一体、どこから情報が出てるんや? どの投手が先発するとかはわかっても構わんけど、選手の入れ替えとなるとなあ…」と困惑顔だ。

 先月下旬、首脳陣は現在2軍の小嶋達也投手の1軍引き上げを検討。ところが結局小嶋の昇格は見送られ、代わりにジェン・カイウン投手が1軍に上がってデビューを果たした。ところがこの経緯が関西のスポーツ紙上で日ごと正確に報道されたことで、指揮官もさすがに動揺を隠せなかった。

 さらに「新聞何社かの開幕オーダー予想のうち、完全に当たっていたところがあった。『これはアカンやろ』となった」と真弓監督。情報戦で大きなハンディを背負っているという“被害者意識”は日に日に強まっている様子なのだ。

 他球団をみると、中日の落合監督は就任以来、故障者情報や先発投手の登板予定日に関しては情報規制を徹底。担当コーチ、スタッフに箝口令を敷いている。

 「(中日の親会社)中日新聞としたら難しいやろな。先発予定を間違うと『いい加減なことを書いて』となるけど、逆にあんまり当たってもまずいだろうからな」

 昨年は広沢克実前打撃コーチが「阪神の場合は(スポーツ新聞の)紙面の扱いの大きさの違いから、こちらの方から情報が出ていくばかりで相手側からの情報は入ってこない。これでは不公平だ」と嘆いていたのが記憶に新しい。

 ともすれば対戦前にチームが丸裸になっている危険性に、真弓監督もさすがにクレームをつけずにはいられない。

コーチ会議に出席したコーチか、伝え聞いた二軍首脳か、さらに伝え聞いた本人か、さらに伝え聞いた二軍選手か二軍スタッフかのいづれかだろ。

真弓がすべき対策は、落合のように全選手、全首脳、全スタッフに徹底的な緘口令を敷くか、星野のようにマスコミを懐柔するか、あるいはその他の方法を取るか、といったところだろう。

星野はそのあたり老獪であったと思う。個人的には凄く評価できる。マスコミを集めた食事会を定期的に開催し、それぞれの思惑を吐き出させる。漏れても問題のない情報(誰某の怪我は全治どんぐらいとか)は余すところなく公開し、その代わり漏れると困る情報については、マスコミに頭を下げて緘口令を敷く。裏切れば食事会に参加させてもらえず、情弱になってしまう恐怖から、緘口令に従う。もちろん、情弱のマスコミに情報を流した首脳選手スタッフも許さないので、情弱になったマスコミは星野に土下座せざるを得ない。見事な恐怖独裁政権。良い悪いは別として、一流の情報統制術。

こと阪神の場合、マスコミを敵に回すとややこしい。古くは江本発言、昨今だと藤田新庄の不仲や野村今岡の不仲など、情弱マスコミが憶測で記事を書いて球団が混乱する、といったことが少なくない。

真弓がすべきことは、『阪神という球団を知ること』『関西スポーツマスコミを知ること』そして『マスコミを動かすこと』だ。現場だけ見てりゃいいってモンじゃない。それが阪神の監督に架せられた十字架。人気球団の負の部分だ。がんばれ、真弓。

少なくとも、マスコミに
牽制球
とか
被害者意識
とか書かれているようではダメだと思う。
posted by 小川 at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月01日

日本人審判AAA昇格

来季にもメジャー!平林審判員が3A昇格

 【ボルティモア(米メリーランド州)24日(日本時間25日)】元パ・リーグ審判員で2A「サザンリーグ」に在籍する平林岳審判員(43)が、日本人審判員として初めて3A(インターナショナルリーグ)に昇格することが決まった。27日(日本時間28日)にオハイオ州トレドで3Aデビューを果たす。

 再渡米から5年目で夢のメジャー昇格に王手をかけた平林氏は「やっとメジャーの審判(査定担当)に見てもらえるところまできた。全力を尽くして、このチャンスをものにしたい」と語った。

 同氏は昨季の査定では2A審判員47人中7位の好成績を収め、日本の2軍に相当する3A昇格が濃厚となっていた。インターナショナルリーグでは現在、ヤンキースの井川慶投手(29)がプレーしている。

 「WBCなど国際化の流れもあり、日本人審判員のメジャー昇格に障害はない」と大リーグ審判部の査定担当。来季にも初の“日本人メジャー”が誕生しそうだ。

おお。これは嬉しいニュース。 正直、全然知らなかった。グーグルニュースでも3件しか引っかからないし(現時点)。

ソースは失念してしまったが、メジャーに黄色人種の審判はまだいないと記憶している。是非とも精進を続けて、夢を叶えて欲しいものである。

と同時に、これまたソース失念で恐縮だが、メジャーの審判員の数は定数が決まっていて、引退とかで欠員が出ない限り、『メジャーの審判』にはなれない制度だったと記憶している。メジャーの審判の休暇のときに、メジャーの試合の審判として出場するが、あくまで『AAAの審判』としての出場だったハズ。(俺が見かけたソースではないが、別ソース見つけた。Wikipediaの平林氏の項にあった。)

なんかすっげぇ応援したくなった。がんばれ、平林岳。ブログも紹介しちゃう。

・・・・・・トラックバック打ってコメントでも書き込もうかと思ったら、会員制だった。ガックリ。
ラベル:平林岳
posted by 小川 at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本人にフォローはいれたのか?

“世界一”の後遺症…G原監督が抱える2つの爆弾
チームの得点力は激減

 原巨人は29日、広島に0−2で敗れ、チームにとって1960年以来49年ぶりの3試合連続完封負けを喫した。首位が安泰であることにも、抜群の戦力にも変わりはないのだが、既に導火線に火がついた“爆弾”が2つある。処置を誤れば、思わぬ一大事を引き起こしかねない。

【内海“ニセ侍病”深刻!?】

 原辰徳監督(50)はこの日の試合後、記者会見を終えていったん帰途につきかけたが、きびすを返して報道陣のもとへ戻ると、「『ニセ侍』という言葉が繰り返し使われているのは、僕の本意ではない。しつこいし、言葉がひとり歩きしている」と申し入れたという。

 4月は5試合に登板し、ついに白星なし(2敗)に終わった内海哲也投手(27)について、原監督は試合のなかった20日、報道陣の前で「『侍スピリット』はないのか。今のままなら『ニセ侍』だ」と叱咤激励した。

 報道陣へのリップサービスの意味もあったようだが、内海が22日ヤクルト戦でも、28日広島戦でも、好投しながら今季初勝利を逃し、スポーツ紙などに「ニセ侍」の言葉が踊り続けたのは誤算。シャレにならないムードが漂い始めた。

 内海自身、WBC日本代表最終メンバーを絞り込む宮崎合宿中には、「ここで選ばれなかったら、僕は“落武者”ですよ」とあっけらかんと周囲を笑わせる余裕があった。だが、落武者は戦って敗れた結果だからまだしも、“ニセ”では立つ瀬がない。ナイーブな内海が受けたショックの大きさは察するに余りある。そもそも内海を本物の侍(日本代表)に選出したのは、他ならぬ原監督ではないか。

【阿部は肉体的危機!?】

 精神的に追い込まれたのが内海なら、肉体的危機が懸念されているのが阿部慎之助捕手(30)だ。24日の中日戦で延長10回フル出場したのを最後に4試合連続欠場中。首脳陣らは「体調不良」と多くを語らないが、複数の球団関係者が「昨年のシーズン終盤に負傷した右肩に痛みが出た」と明かしている。試合前のフリー打撃こそ参加しているが、送球に不安を残したままでは捕手は務まらない。

 阿部の名前がスタメンから消え、巨人の得点力も激減。因果関係は明確だが、何より阿部が体調を万全に戻すことが先決。こうなると、もともと昨年の負傷からの回復具合が心配されていたにもかかわらず、阿部をWBCに連れて行ったのが間違いだったのではないか、という気もしてくる。

 若きエースとキャプテン。いずれもWBC絡みで本領を発揮できないでいる2人にどう対処するか。世界一監督のお手並み拝見である。

阪神監督時代の野村監督を見ていれば気づくことだろう。マスコミへのリップサービスが多分に含まれていることは良く分かる。それでも、直接は何も言われないのに、ボヤキの槍玉に挙げられてしまった選手は、新聞を見て傷つくことだろう。「あぁ、本当は監督に、こう思われているんだ」と。

俺のようなタイプは、叱られると「ナニクソ!」と思い静かに闘志を燃やすが、そうでないヒトもいる。叱られると萎縮するタイプの人間への対応は、叱られても燃えるタイプの人間とは当然異なる。

内海は、おそらく叱られると萎縮するタイプなのではないかと思う。ましてや、『ニセ侍』なんて言葉、原から直接かけられたりするわけじゃないだろう。むしろ、ヘタすりゃ記者から「原監督は『ニセ侍』と言っていましたが?」とか聞かされれて、絶句し傷つくんじゃなかろうか。

原は、内海にフォローを入れたのだろうか?


このブログでは糞味噌に叩いてきた星野仙一だが、彼を嫌うのは阪神監督退任後の各種言動であって、中日監督時代および阪神監督時代の彼(の著書)は高く評価している。

第一次中日監督時代では鉄拳制裁(中村・彦野)で有名だったが、彼は、妻子持ちの選手は決して殴らなかったそうである。テレビで失敗する様を公開され、顔面ボコボコに腫らしてダンナが帰ってきたら、奥さんも子供もひどく落ち込むことは目に見えている。

また、金村義明の著書にあったが、星野は、選手の妻への誕生日に花を贈るとある。ダンナですら忘れているかもしれない自分の誕生日を、ダンナの現場の上司である監督が記憶しており、花を贈ってくれる。(もちろん、実際にはマネージャーか何かが忘れぬよう手配してるんだろうけど。)これに感激しない妻は少なかろう。将を(肉体的に)動かすために、まず馬(の心)を動かす。これこそ人身掌握術と言うにふさわしい行為だ。

星野には、島野育夫という参謀がいた。星野がベンチで怒鳴り散らして、該当選手やチームの雰囲気が落ち込むと、決まって島野が「さぁ、切り替えていこう」と音頭をとる。これは、ダイエーで工藤や武田が若手選手を叱ったあとに、故・藤井将雄がウラでその選手にフォローを入れていたという話と同じだ。スラムダンクのゴリと木暮もそうだな。
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星野がカミナリオヤジでいられたのは、島野の存在があったからだと、星野本人も著書で述べている。工藤も、若頭藤井がいたから成り立っていたと述べている。

翻って、原や野村には、そのようなフォローを入れてくれる人物がいるのだろうか?

基本的に、失敗を叱られれば誰でも大なり小なり傷つく。それが、直接ではなく間接的だと尚更だ。本人がフォローするでも、あるいは間接的に誰かがフォローするでも良い。そういう人材が居るのだろうか?

お友達内閣と揶揄された原。自分の身1つで乗り込んできた野村。腹心がいるかいないか、フォローを入れてくれる人材がいるかいないか。自分のことを本気で心配してくれる上司がいるかいないか。いわゆる『叱られると萎縮する』タイプの選手が活躍するかどうかは、それによって大きく変わってくると思うのだがどうだろうか。
posted by 小川 at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする