2009年08月03日

紅茶王子読了

初見でいきなり、主人公の名前、奈子(たいこ)に驚く。そして、美佳(はるか)という男にまた驚く。なんじゃこの登場人物名は、と(苦笑

しかし内容は俺的には非常に面白く読めた。都合良くできた魔法使いの設定も特に気にならなかったし、「ペコーが叶えた2つ目の願いってなんだっけ」「紅牡丹が叶えた2つ目の願いってなんだっけ」などスッパリ忘れながら読んでた点はあったが、まぁ気にならずに読めた。後半の大団円に向けてのストーリー回収は面白かったし、前半の短編的なお話全般も面白かった。特に、『錦上に花を添う(錦上添花)』は大好きな言葉の1つになった。意味ありげに出てきたヤラレキャラ朝比奈は、退場の際にも意味ありげな言葉を残したが、その伏線は回収されなかった。悪役の退場なので別に気にならないけど。


もう一度、すべての結末を知った上で読んでみたいと思ったのは、作者山田南平の書き方のクセなのかもしれない。

如実に表れていたのは、25巻収録の番外編『フォーゲットミー・ノット』だ。オチを言ってしまうと、アッサムには見えていた喋れない少女を「マリー」だと思っていたが、彼女は実は家事妖精(ブラウニー)で老人には見えておらず、彼が「マリー」と呼んでいたのは飼い犬のことだった。終盤10ページでそのことが分かると、最初から読み直し、「確かに老人はマリー(犬)しか見えていないが、その描写が不自然ではない」ことを確認したくなった。本編でも同様のことが言え、ゴパルダーラの葛藤のくだりや、ゴパルダーラに半端に情報を流されたセイロンの葛藤、見えてないふりをしていた怜一あたりも気になる。このあたり、キン肉マンで育った俺は「数ページ前の伏線までしか覚えていない」という、まるで30分しか戦えないようプログラムされてしまったウォーズマンのような状態なので、読み返したくなる。


気が向いたら、再度読んでみたいと思った。
posted by 小川 at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | チラ裏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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