2009年05月08日

阪神の監督って大変

1軍昇格の詳報がマスコミに…真弓“特別警戒”態勢
「これはアカンやろ」

 阪神・真弓明信監督(55)が、チーム内からの情報漏れを特別警戒だ。4月には「隠し玉」の存在が事前にバレてしまい、人気球団ならではの情報管理の難しさを痛感。1軍−2軍の選手の入れ替わり情報に敏感に報道する関西マスコミにも“牽制球”を投げ始めた。

 就任以来、報道陣に対して泰然自若と構えていた真弓監督が突然、記者団に向けてこんな疑問をぶつけた。

 「コーチの会議で『小嶋をあげるのはどうかな』と名前をあげたら次の日すぐに、新聞2紙ほどが『小嶋昇格へ』と書いていた。今度は『ジェンをあげようか』と言ったら、またすぐ新聞にジェンのことが出ていた。一体、どこから情報が出てるんや? どの投手が先発するとかはわかっても構わんけど、選手の入れ替えとなるとなあ…」と困惑顔だ。

 先月下旬、首脳陣は現在2軍の小嶋達也投手の1軍引き上げを検討。ところが結局小嶋の昇格は見送られ、代わりにジェン・カイウン投手が1軍に上がってデビューを果たした。ところがこの経緯が関西のスポーツ紙上で日ごと正確に報道されたことで、指揮官もさすがに動揺を隠せなかった。

 さらに「新聞何社かの開幕オーダー予想のうち、完全に当たっていたところがあった。『これはアカンやろ』となった」と真弓監督。情報戦で大きなハンディを背負っているという“被害者意識”は日に日に強まっている様子なのだ。

 他球団をみると、中日の落合監督は就任以来、故障者情報や先発投手の登板予定日に関しては情報規制を徹底。担当コーチ、スタッフに箝口令を敷いている。

 「(中日の親会社)中日新聞としたら難しいやろな。先発予定を間違うと『いい加減なことを書いて』となるけど、逆にあんまり当たってもまずいだろうからな」

 昨年は広沢克実前打撃コーチが「阪神の場合は(スポーツ新聞の)紙面の扱いの大きさの違いから、こちらの方から情報が出ていくばかりで相手側からの情報は入ってこない。これでは不公平だ」と嘆いていたのが記憶に新しい。

 ともすれば対戦前にチームが丸裸になっている危険性に、真弓監督もさすがにクレームをつけずにはいられない。

コーチ会議に出席したコーチか、伝え聞いた二軍首脳か、さらに伝え聞いた本人か、さらに伝え聞いた二軍選手か二軍スタッフかのいづれかだろ。

真弓がすべき対策は、落合のように全選手、全首脳、全スタッフに徹底的な緘口令を敷くか、星野のようにマスコミを懐柔するか、あるいはその他の方法を取るか、といったところだろう。

星野はそのあたり老獪であったと思う。個人的には凄く評価できる。マスコミを集めた食事会を定期的に開催し、それぞれの思惑を吐き出させる。漏れても問題のない情報(誰某の怪我は全治どんぐらいとか)は余すところなく公開し、その代わり漏れると困る情報については、マスコミに頭を下げて緘口令を敷く。裏切れば食事会に参加させてもらえず、情弱になってしまう恐怖から、緘口令に従う。もちろん、情弱のマスコミに情報を流した首脳選手スタッフも許さないので、情弱になったマスコミは星野に土下座せざるを得ない。見事な恐怖独裁政権。良い悪いは別として、一流の情報統制術。

こと阪神の場合、マスコミを敵に回すとややこしい。古くは江本発言、昨今だと藤田新庄の不仲や野村今岡の不仲など、情弱マスコミが憶測で記事を書いて球団が混乱する、といったことが少なくない。

真弓がすべきことは、『阪神という球団を知ること』『関西スポーツマスコミを知ること』そして『マスコミを動かすこと』だ。現場だけ見てりゃいいってモンじゃない。それが阪神の監督に架せられた十字架。人気球団の負の部分だ。がんばれ、真弓。

少なくとも、マスコミに
牽制球
とか
被害者意識
とか書かれているようではダメだと思う。
posted by 小川 at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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