2008年12月18日

中曽根外相のまとめで終了



俺的要約。


齋木アジア大洋州局長
「六者がどういう考え方を持っているのかは、議論の過程で分かった。それは収穫。ただ、文書合意できなかったのは残念。」

川上委員
「日朝会談できなかったよね。原因は何だと思う?」

齋木アジア大洋州局長
「北朝鮮の考え方は、日本の立場から見ると厳しいものがある。」(この『厳しい』は、『柔和でない』という意味)

川上委員
「6月の日朝会談で、『北朝鮮 ⇒ 拉致問題再調査の実施』『日本 ⇒ 制裁の部分解除』を両国同時に行うっていう約束したよね?」

齋木アジア大洋州局長
「(6月より新しい)8月の日朝実務者協議で『北朝鮮が調査委員会立ち上げる』 ⇒ 『日本が制裁の部分解除する』って約束したよ。」

川上委員
「8月の話なんかしてないよ。6月の骨子で『再調査の実施発表と同時に制裁部分解除』って書いてあるよ。同時にやるんだから、(北朝鮮を信用して)日本が先にやる、ぐらいの調整しなさいよ。そういう調整した?」

齋木アジア大洋州局長
「6月の話はもう古いの。8月のが最新なの。『北朝鮮が調査委員会立ち上げる』 ⇒ 『日本が制裁の部分解除する』で合意したのに、北朝鮮は言い訳してやってないジャン。」

川上委員
「アンタが信用されてないから、北朝鮮も行動しないんじゃないの? 『同時にやる』って書いてあるジャン。」

中曽根外務大臣
「8月の日朝実務者協議で、『北朝鮮側が調査を開始するという連絡が来たら、今度は日本側が規制解除を実施する』ってことで合意したの。北朝鮮が先にやんなきゃいけないの。」


・・・ということだと認識している。中曽根外相の説明で一発理解。

それとは別に、川上委員に対して、『北朝鮮の再調査を待たずに制裁解除をして良いのか?』という疑問が残る。なぜか報じられないマスコミにも疑問を感じる。今、何の先入観もなしに「北朝鮮への制裁を部分解除する」って言ったら、不満の声って大きいんじゃないかな。何の根拠もないけど。

ちなみに、ネクスト外務大臣は8月の日朝実務者協議の直後、次のように述べておられるけど、川上委員の行動は黙認かね? それとも、最新じゃないのかな。
日朝実務者協議を受けて(コメント)

 民主党『次の内閣』ネクスト外務大臣 鉢呂 吉雄
ネクスト防衛大臣 浅尾慶一郎

 中国・瀋陽で行われた日朝実務者協議において、6月の同協議で合意された北朝鮮による拉致被害者の再調査を開始し、可能な限り秋までに終了することが合意された。日本は、北朝鮮の調査開始と同時に、人的往来の規制解除、航空チャーター便の規制解除を実施することになった。

 これまで、何度も国際間の合意を裏切ってきた北朝鮮の行動を顧みれば、再調査が開始されるのか、拉致被害者の消息が明らかになる調査が行われるのかどうかは不透明であり、慎重な見極めが必要である

 政府は、期待を抱いてきた被害者の家族の期待を裏切ることなく、一人でも多くの生存者を発見する調査になるよう、北朝鮮に対し、引き続き毅然たる態度で協議を行っていくべきである。

 以 上



あと、全然関係ないんだけど、言葉を聞いててもなんだか今ひとつわからなかったので、文字起こししてみた。1ヶ月もすりゃ議事録がアップされるんだろうけど、その頃には俺がもう興味を失ってるだろうしな。いつものことだ。

初めての文字起こしは、10分半の動画で約1.5時間かかった。これが一般的な速度かどうかは分からない。(途中、意味不明な文言の検索とかも含めての時間)


 
参議院拉致問題特別委員会

司会
 下田敦子委員長(多分)

登場人物
 齋木昭隆アジア大洋州局長
 川上義博委員
 中曽根弘文外務大臣


司会
「はい、齋木アジア大洋州局長。

齋木アジア大洋州局長
「本来、私共は、六者の間でですね、今回この憲章の枠組みと申しておりますけども、これについて、明確にですね、文書で六者の間での合意を達成したいというつもりで交渉に臨んだわけでございますけども、なかなかですね、北朝鮮側と、他の国々との間で、憲章のその、あり方についての考え方、このギャップがですね、大きく存在しておったものが、埋まらないままにですね、推移したものでございますから、元々我々が目指しておった文書による合意というものができないままに終わったわけでございます。ただ、議論の過程でですね、北朝鮮が何を考えているのか、また、それぞれ、もちろん日本もそうでございますけども、各者がですね、この六者の場を通じてですね、この憲章のあり方について、どういう考え方を持っているのかということについて、改めてですね、お互いの考え方を述べあって、確認しあえたという意味においては、私は一定の進展はあったと思っております。ただ、成果の文章ができなかったということ、これは大変残念だったという風に考えております。

司会
「はい、川上委員。

川上委員
「あのですね、今回、日朝会談、できなかったんですね。日朝会談が、全くできなかった。申し入れしたけれども、無視された。これは、どこに原因があると思われますか?

司会
「はい、齋木アジア大洋州局長。

齋木アジア大洋州局長
「今回、北京で六者会合が行われるに先立ちまして、私共のほうからは北京にあります日本大使館、また北朝鮮大使館という、いわゆる連絡のルートがございます。この連絡のルートを通じまして、日朝の会合の機会を持ちたいということで申し入れをしておったわけでございますが、残念ながら、会合の前、また会合の期間中、北朝鮮側からは、この日朝実務者協議、あるいは日朝の会合、対談に応ずるという返事は来ませんでした。会合の間もですね、他の国々も含めて、やはり日朝はぜひ、接触の機会を持つべきであるという意見もですね、六者会合の期間中に色んな国々からそういう意見表明が行われましたし、また北朝鮮側に対してもそういう意味での働きかけがあったわけでございますけども、今回は、そういう状況になく、日朝の会合はもたれませんでした。これは、北朝鮮側はなぜ、日本側からの申し入れに応じなかったのかってことについては、北朝鮮側なりに考えがあると思いますし、私がその北朝鮮側の考え方をですね、今ここで推測するのは、必ずしも適当でないと思いますけども、日朝関係を巡る先方の物の見方、考え方はですね、非常に厳しいものがあると、これが一番大きな原因ではないかと思っております。

司会
「はい、川上委員。

川上委員
「北朝鮮の物の考え方、厳しいものがあると、いうことなんですけれども、6月のですね、11日から12日、北京で日朝会談があったと思います。その時に、拉致被害者の再調査実施の、この再調査をしますよという実施の発表と、同時に制裁の部分解除を行うと。同時にですよ。この約束をしたんだと言われるんですけども、これは事実ですか?

司会
「はい、齋木アジア大洋州局長。

齋木アジア大洋州局長
「あの、8月の11日と12日でございましたか、日朝間で実務者協議行いまして、その時の双方の了解ということで、北朝鮮側は今まで解決済みであったといったこの拉致問題について、その立場をですね、従来の立場を、いわば撤回してですね、未解決の問題という認識に改めてですね、解決を目指してですね、北朝鮮側として努力をすると。そして、その方法として、調査委員会をですね、立ち上げて、そして調査を開始するという、そういう彼らとの方針を我々に伝えたわけでございまして、これに対してですね、六ヶ国協議の中での、二者の間の行動の、いわばルールというか原則として、行動対行動と、いうものがありますから、日本側も同時行動の原則に従って、我々が従来、北朝鮮に対して科している措置、これについて、これを緩和するということで、同時にやりましょうという約束はですね、8月11、12の日朝実務者協議の結果、あったわけでございます。残念ながらその後の北朝鮮側の、この約束に取り組む姿勢はですね、先ほど外務大臣のほうからもご報告ございましたけれども、実施されないままに今日に至っております。私共としては、ぜひ、北朝鮮側が約束をですね、1日も早く実施するようにということを強く期待しておりますし、またそういうことが、北朝鮮側としても我々のこの日本政府としての立場ってのは十分に承知しとると考えております。

司会
「はい、川上委員。

川上委員
「そうじゃなくて、6月のですね、日朝会談で、再調査委員会の話は出てないです6月には。再調査を実施すると、発表と同時に再調査の実施が、やるという発表と同時に制裁の部分解除を行うと。それは人的往来の解除とかね、チャーター便とかってなってるわけですよ。だから、8月のね、宋日昊が、8月13日北京でね、我々が、再調査、拉致再調査実施を発表すると同時に日本が制裁の部分解除を行うこととしたにも関わらず、日本はそうしなかった。今回もし合意を破ったり合意内容が要求する方向で行われないとするなら、交渉は決裂するんだ、と。11と12日にですね、このような合意をしてんじゃないですか。 8月の瀋陽での日朝合意の骨子てのがあるんですよ。日朝双方が平行してですよ、次の具体的な行動を取ることとした、と。で、日本側は、いいですか日本側は、日朝関係改善の雰囲気醸成のための、醸成のための処置を取ることにした、と。関係改善の雰囲気醸成については人的往来、航空機チャーター便の規制解除から始めて、これから始めて共和国に対する制裁を解除する措置を取っていく、と。日朝双方が外交チャンネル(不明)を通じて、制裁解除と再調査の実施を調整し、実行も同時に始めることにした、と。調整してるんですか? してないから一方的に北がね、何がそんなやらないから、こっちもやらないんだ、いうことなんですか? 調整をするってことになってんだから。調整したんですか?

司会
「齋木アジア大洋州局長。

齋木アジア大洋州局長
「先ほど私、申し上げましたように、6月にもやりましたし、また8月にも実務者協議を行いまして、8月の実務者協議の結果ですね、北朝鮮側と日本側との間で実施について同時行動でやりましょう、ということを確認したわけでございまして、我々は、その約束ですね、早く北朝鮮側が実行に移すべきであると思っておりますが、その後ですね、日本側の内閣の交代等々のことをですね、理由にして、北朝鮮側はまだ一向に自分達がやるべきことを、約束したことをやってない、と。こういう事情があるわけでございます。

司会
「はい、川上委員。

川上委員
「発表されないからね、向こう側のほうも疑心暗鬼が生まれてきて、齋木さんと話しても、合意するような状況じゃないんじゃないのと、そういうこと思われてんじゃないですか? え? 要するに、同時にやるということなんだから。いや日本もやってないんじゃないですか? 日本もやってないんじゃないですか? そのあたりどうなんですか? (※ヤジに対して)ちょっとさぁ、黙っててくださいよ。

司会
「はい、中曽根外務大臣。

中曽根外務大臣
「今の齋木局長との答弁と多少繰り返しになるかもしれませんが、8月の日朝実務者協議におきまして、北朝鮮側が調査のやり直しを行う、と。これは、拉致被害者に関する全面的な調査である、と。そして、調査は、権限が与えられた北朝鮮の調査委員会によって行われて、可能な限り秋には終了するとかですね、色々調査のやり方等について、その時に合意をしたわけですね。委員ご承知の通りです。そして、北朝鮮側がその調査委員会、権限のある調査委員会を立ち上げて、調査を開始するという、そういう連絡が来たらですね、今度は日本側が、人的往来の規制解除、それから航空チャーター便の規制解除を実施する、と。そういうことが合意されてるわけでありまして、いわば、あちらの行動をですね、我々としては、ある意味では待ってますけども、ただ待ってるだけじゃいけないんで、早くやってくださいということを、再三、北朝鮮側にこちらからは言ってるわけでございます。
posted by 小川 at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | チラ裏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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